横手学長と後藤理事が国際教育センターの日本語授業を視察されました

2025年05月23日

国際

 2025年5月7日、横手幸太郎学長と後藤弘子理事(ダイバーシティ担当)が、国際教育センターが留学生向けに開講している日本語の授業を視察されました。188比分直播,足球比分网の日本語教育と多文化理解教育の拠点である国際教育センターでは、初級から上級まで、8レベルにわたる日本語科目を開講しており、学部や大学院に所属する留学生だけでなく、外国人研究者も受講することができます。2024年度は123科目を開講し、のべ1,154名が受講しました。横手学長と後藤理事が視察された授業は、野村和之助教(大学院国際学術研究院)による初級後半レベルの日本語科目(日本語201)で、フィンランド?ドイツ?フランス?スペイン?中国大陸?台湾?インドネシア?メキシコ等、多彩な国?地域の留学生が学ぶクラスです。同センターでは2023年に、第二言語または外国語として日本語を学習している人に対し、コミュニケーションを通じて日本語学習を支援する役割を担うことができる力を養うことを目的とする「日本語学習支援実践プログラム(全学バンチプログラム)」を開始しており、本プログラムの履修学生も、日本語学習者に対する支援についての理解を深めるため、この授業を見学しました。

 授業では、横手学長から、自身の海外生活の経験に基づき、ことばがわからない不安について共感に満ちたお話があり、「留学生のみなさんには、ぜひ日本でたくさんの友達を作ってほしい」と、温かく力強い励ましがありました。後藤理事からも、「ことばがわからないときは、素直にわからないと伝えることが、かえって相手との距離を縮め、仲良くなるきっかけになる」と、多文化理解についてのアドバイスがありました。
 その後、「していただけませんか」など丁寧な依頼の表現を習得するための会話練習を行い、留学生から出た「子どものとき、将来何になろうと思っていたか、教えていただけませんか」といった質問に対し、横手学長や後藤理事が自身の夢を答えるなど、授業は終始和やかな雰囲気で進みました。
 授業終了後には、横手学長と後藤理事が同センター内に設置されている日本語支援室を視察され、吉野文国際教育センター長(大学院国際学術研究院?教授)より、大学院生がチューターとなり、留学生の日本語学習を教員よりも身近な立場からサポートする、同支援室の役割について説明を受けました。
 今後も、多文化理解が一段と求められる社会を担う、グローバル人材の育成に力を入れていきます。

  • ①留学生と一緒に授業を受ける横手学長と後藤理事

  • ②留学生を力強く励ます横手学長

  • ③留学生、バンチプログラム履修学生との集合写真

  • ④日本語支援室で吉野国際教育センター長から説明を受ける横手学長と後藤理事